パイプカットは優れた避妊法

猫の去勢手術を勧める張り紙をみたことはありませんか? あれってそんなに大きな手術をするわけではなくて、精子の通る管をキュッと締めて出てこないようにするだけなんです。いわゆるパイプカットというやつです。

発情期の猫は放っておくと際限なく交尾をするので、野良猫が増えるのを防ぐ目的でも去勢が行われているそうです。発情期は猫にとってもかなり苦しいらしく、それが来なくなること自体が大きなメリットなのだとか。でも、これって人間も同じではありませんか?

私はそれなりに性欲が強い方で、四十路を越えた今でも妻とはすることをしています。妻が私より二回りほど若いというのもありますが。しかし子供は3人いて、これ以上作るつもりはありませんから、避妊は必須です。

正直なところ、いちいちゴムを装着するのは面倒だと常々感じていました。もう子供は作らないんだから、いっそ精子なんて出ない方がいいのにな……と思っていた時、パイプカットに関する記事を偶然目にしたのです。

これだと思い、専門の病院へ行って相談しました。医師の話では、法律の関係もあって誰にでも許可が出せるものではなく、子供が複数いてある程度子育てが終わっていること、配偶者の同意が得られることなどが条件でした。男性機能自体は、ホルモンが血管から供給されるので影響は出ないそうです。

家に帰って妻に相談したところ、最初は驚かれましたが、確かにその方がいいと思うと納得してもらえました。一番下の子もすでに高校生になっていますし、この点でも問題はありません。

しばらく後、私はパイプカットの手術を受けました。特に問題もなくあっさり終わり、仕事にも影響は出ませんでした。どちらかというと、何をしに家を出たのか子供をごまかす方が大変でした。

それ以降、私達夫婦の営みにコンドームが登場することはありませんでした。お金はそれなりにかかりましたが、それだけの価値はあったと思います。もちろん、誰にでもお勧めできるものではありません。しかし、子育ても終わりかけた夫婦であれば、検討の余地はあるのではないでしょうか。

40代男性・自営業