避妊都市伝説を実行する彼氏

避妊はやっぱり、物理的に精液を遮断してしまうのが一番だと思うんですよ。つまりコンドーム。ピルは副作用が怖いし、私は生理不順気味なので安全日も信用できないんです。だから彼氏には、基本的にコンドームをつけてもらうよう頼んでいます。

しかしある日、0.01mmの極薄コンドームでも満足できなくなったのか、彼が生でしたいと言い出しました。そういうのは最低でも結婚してからにしようと言い返すと、彼氏はしばらく考えて、「わかった、何とかする」とうなずきました。彼が何をしようとしているのか、この時点ではわかりませんでした。

数日後、彼氏の家でいつも通り行為に励もうとしていると、彼氏がドンッと何かを置きました。某有名メーカーの焼酎(甲類)でした。曰く、「コーラで洗うと妊娠しないとか言ってるやつがいるが、あれは都市伝説だ。重要なのは精子を殺すことだから、炭酸飲料よりアルコールの方が効果あるに決まってる。だからこれであそこを洗ってくれ」と。

「アホか!!」と怒鳴りつけ、私は足早に彼氏の家を出ました。酒で洗うと妊娠しないとか、そっちも十分都市伝説だろ! 彼氏のアホさ加減に呆れた私は、それからしばらく夜を拒否するようにしました。

1週間ほど経って、彼氏の方から「この前は悪かった」と謝ってきました。私も大概熱しやすく冷めやすい方なので、もう許してもいいよねと軽く考えました。彼氏は続けて「粘膜を40度のアルコールで洗うのは流石になかったわ」と言いました。そりゃそうだよと私が笑うと、彼氏は真顔で「つまりもうちょっと体に優しいものなら大丈夫だと思うんだ。だから酢酸を使ってみてくれないか」と提案しやがりました。

周囲に人がいるのにも構わず、私は「死ね!!」と叫んで走り去りました。私のあそこはお前の実験台じゃねえんだよ! 彼氏も今度こそまずいと思ったのか、しばらくは顔を見るたびに謝ってきました。何故彼氏があんな都市伝説を信じたのかは、今でもわかりません。

そんな馬鹿馬鹿しい出来事がありましたが、彼氏は今、無事に旦那の椅子に収まっています。当時のことは黒歴史になっているらしく、話を振っても無視されます。皆さんもおかしな避妊法を真に受けないでくださいね。

30代女性・主婦