恋人との感覚のズレ

男はみんな生でしたがっている、という根も葉もない話を信じている女性は多いようです。確かに生の方が気持ちいいしゴムをつける手間も省けますが、そんなものを遥かに上回るリスクが存在することは男だって知っています。男は猿じゃないんです。

私の彼女も、そういう流言飛語を鵜呑みにしてしまうタイプでした。彼女は割と性欲が強い方で、時には連日お誘いをかけてきます。うらやましがる男性もいると思いますが、私は残念ながら淡白なたちです。セックスはスキンシップの一環と思っているので、ほどほどであれば喜んで応じるのですが、あまり回数が多いと疲れてしまいます。

流石にちょっと回数を減らそうと思っていたある日、彼女がこう言ってきました。「◯◯君もやっぱり生でしたいよね?」。嫌な予感がした私は、もちろんその方が気持ちいいけど、妊娠するとヤバイでしょ。だからゴムをつけるよとやんわり言いました。

ところが彼女は、「大丈夫、明日は安全日だから」と笑いました。明日の夜、ゴムなしでしようということです。私は半笑いでごまかしましたが、次の日はすぐにやって来ます。そして宣言通り、彼女はゴムをつけないように言ってきました。

私は大真面目に、安全日だから絶対に大丈夫とは限らない、ちゃんとゴムをつけようと切り出しました。しかし彼女は「何で? 私が生でいいって言ってるのに嫌がるの? 別に病気も持ってないよ?」と的外れの返答。何とか説得しようとしましたが、結局ケンカになり、彼女は帰ってしまいました。

性欲の強弱に加え、避妊に関する意識のズレ。これはもうやっていけないと思い、数日後に関係を絶ちました。男女関係にセックスは必須ではないという人もいますが、それは性欲の強い人の存在を忘れています。そしてセックスの回数が多い人ほど、避妊について真剣に考えなければならないと思うのです。

それから1年以上経ったある日、彼女が結婚するらしいという話を友人づてに聞きました。デキ婚だそうです。やっぱり生でさせたんだろうなと思うと、ちょっと怖くなりました。男性にだって理不尽な要求を蹴る権利はあるはずです。臆さず主張しましょう。

20代・学生